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2010/05/27

生まれた時一番喜んでくれた人

この前、祖父との思い出書いたんですが、最近親戚が亡くなったりして祖父の事思い出すことが多かったので、今夜も祖父のこと書きます。

祖父は若い頃、医者になりたいと猛勉強してたようなんですが、病弱だったお兄さんの代わりに実家の山や畑の世話をするため、両親に説得され結局農学校を卒業したようです。

勉強家だったので、歳を取っても雑誌や本を買って勉強していました。私が小さかった頃も家に試験管がずらーっと並んでいたのをおぼえてます確か野菜に卵を産みつける虫の実験をしてたような…

とにかく頭が理系の人で、うっかり「おじいちゃん、どうして星は光ってるの?」なんて聞いた日には子供相手に15~20分は難しい説明をしてくれました話はほとんど理解できなかったけど、祖父の熱い情熱だけは伝わってきました。

そんな堅い人だったのに祖父には特殊な能力がありましたなんでも戦争に行っていた時病気で一度死んでしまって、三途の川を船に乗って気持ち良く渡っていた時、亡くなったお母さんが現れて「こちらに来てはいけません!」と言われ、ハッとしたら目が覚めて意識が戻ったんだって。そう臨死体験したんでしょうね!それ以来祖父は、幽霊が見えたり死にそうな人が判ったりとかしたみたいで、時々真面目な顔で話してたのをおぼえてます。
困っている方の世話も分け隔てなく一生懸命してあげていたようです。

私が生まれた時、うちは古くから続く家だったため、両親はもう姉がいたので「次は男の子!」と願ってたようですが、また女の子だったため、残念なムードが漂う中、祖父が私を抱き上げて「おお!いい子が生まれたぞよかった、よかった」と凄く喜んでくれたらしい…これはその場にいた姉がずっと後で教えてくれたんだけど。
そのせいか小さい時、私は祖父のことが大好きで、いつも祖父にくっついてました私が悲しかったり、メソメソしてる時はよくおんぶしてくれたし、祖父の膝に座ってテレビみるのが大好きでした!

祖父は心臓が弱かったので、もし急に心臓発作を起こしたら両親は仕事で普段家にいないので、私がすぐ母の勤め先に連絡して、近所の親戚に助けを求めに行くよういつも言われてました!それで私の子供の頃私の不安は「おじいちゃんが心臓発作で死ぬんじゃないか」という恐怖でいっぱい何故か幼稚園に行かずにいつも一緒でした!

小学校で、「家族について作文を書きなさい」と言われて迷わず祖父の事を作文に書き、あまりにも感情移入しすぎて発表する時泣いてしまい、つられて他の子までもらい泣きするほどでした

幸いその後、祖父が心臓発作で亡くなる事はありませんでしたが、私が高校生の時病気で亡くなりました。長い事寝込んでいたので、心の準備ができてたつもりでしたが最後にあまり看病することができなかった事が悔まれて、長い事立ち直ることができませんでした…(特に志賀直哉の写真を見るたび泣けてきたもんでした。晩年の写真がよく似てたから)
祖父の死をきっかけに、死んだらどうなるのかとか、輪廻とか、臨死体験とかが気になって今の私が出来上がったような気がします。

可愛がってもらった割には、祖父の頭のいいDNAを受け継ぐこともなく、霊感という特殊能力もない私ですが、その後の人生で何度か死ぬような事故に遭っても無事で生還することができた時「これはおじいちゃんが守ってくれたに違いない!私の守護霊様なんだ」と感じました!今もヤキモキしながらどっかで見ていてくれるはず…まあ信じる者は救われるっていいますから!



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2010/05/15

回転焼き!

こんにちは!トラックバックテーマ担当の水谷です!今日のテーマは「あなたの大好物は何ですか?」です。みなさんの、好きな食べ物って何ですか?水谷は、子どもっぽいのですが、ハンバーグが大好きです。最近は実家で食べることも少なくなったので「びっくりドンキー」で食べることが多いです。【おろしそバーグ】にす�...
トラックバックテーマ 第960回「あなたの大好物は何ですか?」



最近、ハマっているのが御座候(ござそうろう)の回転焼きです
熱いお茶いれて食べるとなんかシミジミしてきます。多い目に買っておいて、冷凍しとくと急に食べたくなった時レンジでチンすれば、いつでもアツアツをいただけます

実を言うと子供のころからあんこ、特に粒あんが苦手で、全然食べる事ができませんでした。
大人になってからも、こしあんはなんとかお付き合い程度に食べてましたが、自分から買うなんて考えもつかなかったのに、なんか怖いもの見たさで食べてるうちにハマってしましました。

子供の頃おまんじゅうをいただいた時なんかは薄皮だけ自分で食べて、中のあんこを粘土細工のように手で丸めてお皿に並べては、おじいちゃんに食べて貰ってましたずいぶんひどい事してたんだわ…
おじいちゃんは、ホントは厳しい人だったんですが、私には甘かったみたいで、いつもニコニコしながらあんこだけ食べてくれてました。

学校給食で、善ざいが出るとみんな喜んでましたが、私にとっては一番辛いメニューだったし和菓子全般苦手だったような気がします。

そもそもなぜ嫌いだったのかは思い出せないけど、ある程度クリーニングが進んだのかもしれないな…仏教も神道もその他日本的なもの全否定してたところがあったので、今頃になって私も自分が日本人であることに目覚めてきたせい

よくおじいちゃんと一緒にお医者さんに行った時、病院(確か武田医院)の隣に回転焼き屋さんがあって、帰りにいつもおじいちゃんが買ってたの思い出すな、そう回転焼きはおじいちゃんの大好物だったんです
あの頃は一緒に食べるなんて出来なかった私ですが、あんこだけ食べてもらったお詫びの気持ちをこめて
今食べる時は、お茶は二人分いれて、こころの中で「おじいちゃん、一緒にたべようね!」って話かけながら食べてます



2010/05/06

自然体な人

きのうTVで、女優の大竹しのぶの舞台や日常を取材したドキュメンタリーをやってましたが、カッコよかった

舞台で役作りをしている姿が圧倒的!自分の演じる人物の性格や心理状態を細かくイメージしていくうちに、表情はもちろんしゃべり方から、歩き方まで乗り移ってくるようでものすごい迫力。さすが天才という感じでした。しかも本人はホントに自然体で役を作っている自覚は無いらしい。

以前、芝居で大声でセリフを言わないといけなかった時、他の役者はみんなのどを潰してしまい声が出なくなる中、大竹しのぶだけ大丈夫だったので、どうしてか聞かれて、
「赤ちゃんは一日中泣いてても、声が枯れたりしないでしょう?私も感情のまま声をだすから無理してないから」って答えてた。

この人はいつもちゃんと自分の感情を捕まえるんだそうインナーチャイルドの声をちゃんと聞いてるんだってわかりました
そして「こころを開いてない人の芝居なんて誰も見たくないでしょう?」とも言ってました。
彼女の生き方は時に自由奔放と言われるけど、自分に正直に…という思いがいつもあるのかもしれない。

二人の子供との接し方も又、自然体!ある時芝居の練習で夜遅く家に帰ったら、小学生だったイマルちゃんが、大泣きしてて、 
「こんな家嫌だ夜、お風呂に入って、ご飯食べて、お兄ちゃんはゲームしてるし、おばあちゃんは耳が遠いし、寝るだけなんて!こんな家いやだ」って泣いてて、その時大竹しのぶも悲しくなってどうしよう…と思ってたら、お兄ちゃんの二チカ君が、

「イマルちゃん、夜はそんなもんだよ! どこのでもお風呂入って夕飯食べて、それから寝るんだよ」
「じゃあ、お兄ちゃんはこの家に生まれて、嫌だって思った事ないの?」
「ただの一度も無い
「お兄ちゃんのお父さん(ディレクターだった服部清治)はもう死んじゃっていないのに、お兄ちゃん凄い!感動する…」ってまた泣き出したんだってこの二人のやり取りにほろっとしちゃいました。

こども達も自然体で天才肌の母親の事、しっかりリスペクトしてる感じがよかった

今日も暑かった!なぜか今頃鼻がぐじゅぐじゅして、くしゃみもでるんだけど何のアレルギーかな?クリーニングしてもう寝よ