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2010/06/30

応援づかれ

昨日のW杯、パラグアイ戦も凄い熱戦でした!
日本が勝ち進むと、自然と気合がは入ってしまい見てるだけでも心臓に悪い
最後も負けてよけい疲れが…


私は今年、「インビクタス 負けざる者たち」という、1995年南アフリカ開催のラグビーのワールドカップの時の映画を見ました。
マンデラ大統領の時で、白人と黒人が対立してた時代に、スポーツを通して国民がまとまっていって、とうとう優勝するという感動的な話だったので、今回のサッカーでもきっと南アフリカが劇的に勝ち進んでいくに違いない!!なんて勝手に思ってたんですが、残念なことに南アフリカは予選で敗退してしまいました

でもその代わりといっては何ですが、きっと一勝もできないんだろうなぁ…などと思っていた日本が予選を突破してくれて、ビックリ!みんなボロカスにいってたのに、日本人の底力を見せてもらって連日胸が熱くなりました

最悪の評価からスタートして、それを力に変えていった岡田ジャパン。
パラグアイ戦でも、コーチ陣や控えの選手も一緒に何度も円陣組んでたのは感動的でした。試合後に駒野選手に対するメンバーの対応にも絆を感じました。
特に挑発的な言葉でみんなを鼓舞してた本田は、ワールドベースボールクラッシックの時のイチローみたいやったし。

ただ私サッカーの事よく知らないので、ルールもわかってなかった…
相手チームのファールでFKの時、ファールされた選手が蹴るもんだと思ってたのに「誰でもいいんだ!!」とまずビックリ。

今朝の延長戦の後のPK戦では、ゴールキーパー以外の10人全員が順番に蹴ってくもんだと思ってたら、あっけなく終わって「???」でした

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2010/06/21

あなたの子どもは

今日の新聞に、小児科医の毛利子来(モウリタネキ)さんのインタビューが載ってました。

なつかしいなぁ毛利先生! 子供が生まれて私がアタフタしてた頃、亡くなった夫が「この本いいらしいぞ」
と買ってきてくれたのが、毛利先生の「赤ちゃんのいる暮らし」という本でした。

この本は、いわゆる育児書とは全然ちがって、育児が大変だと思ったら、こんな風に考えると気分が楽になるよ!…みたいな感じで、読んでるだけで楽しくなるようなエッセーでした。私はこの本のおかげで随分助けられたような気がします。

特に本のところどころに、いろんな方の歌や詩も載せてあっていいアクセントになっていました。
中でも、カーリル・ギブランの詩が私の一番のお気に入りでした。


         
        あなたの子どもは 
                   カーリル・ギブラン 霜田静志訳
  
  あなたの子どもはあなたの子どもではない。

  子どもは「生命」の渇望からの子どもである。

  子どもはあなたを通ってくる。

  しかしあなたからではない。

  子どもはあなたと共にある。

  しかしあなたのものではない。


  あなたは子どもに愛を与えることができる。

  しかし考えを与えることはできない。

  子どもは自分の考えをもっているのだから。

  あなたは子どもを動かしてやれる。

  しかし子どもの心は動かせない。


  子どもは明日の家に生きている。

  あなたはそれを訪ねることも、夢見ることもできない。

  あなたは子どもを好くようになれるであろう。

  けれども子どもがあなたを好くようになされようとはしなさるな。

  人生は後に退き昨日にとどまるものではないのだから。


  あなたは弓である。

  そしてあなたの子どもは

  生きた矢としてあなたの手から放たれる。

    *  *  *  *  *

  弓ひくあなたの手にこそ喜びあれと



新聞の記事によると、毛利先生は子どもの頃に両親を亡くして、祖父母に育てられたということです。
子どもの頃は、「生きていてすいません」、祖父母に「お世話になります」という気持ちが強く、弱い立場である子どもへの共感から小児科を選ばれたそうです。

今、子育てに疲れているお母さんにも毛利子来先生の本はぜひ知ってほしいなぁ
2010/06/03

「誰も知らない」と「転々」

夕方から撮りだめしておいた映画を二本みました。

まず「誰も知らない」は2004年公開で、カンヌ映画祭で主役の柳楽優弥が最年少で主演男優賞とって話題になった映画ですね。

ずっと見たかったけど、この映画は是枝裕和監督が実際に起こった事件を題材にしているの知ってたんで、「見たいけど怖い!」って思ってたんです。結末がわかってるだけに2時間20分が長く感じてしまって…内容はドキュメンタリーみたいで長男の目を通して、物語が淡々と進んで行く感じ。ドロドロした展開でもないし、ただ重たいんだけど。

大人になりきれない母親(タレントのYOUが演じている)も妙にサバサバしてるし、子供たちもまったく孤立してるわけでもなく描かれていました。
やっぱり長男役の、柳楽優弥の大人みたいな無表情な瞳は圧倒的でした

調べてみたら実際の事件1988年の「巣鴨子供置き去り事件」は、映画で描かれているよりもっと悲惨な状況だったようです。
母親が子供4人をアパートに放置して、恋人のところへ入り浸ってしまい仕送りも滞り、食べるものも無くなり一番小さい子が亡くなった後、やっと警察に保護されるというショッキングな事件だったんですね。

都会の片隅で肩寄せ合って必死で生きている子供たちの事を思うと、見終わった後もやっぱり辛い…でもこの辛い気持ちも私の記憶の再生なんだから、気付いた時点で記憶をクリーニングしようと一生懸命インナーチャイルドのケアをしました

次に見た「転々」は、同じく東京が舞台なんだけど、こちらは最初から人が死んでる。でも内容は打って変ってオダギリジョーが三浦友和に付き合わされてひたすら歩くという気楽な物語でした次々出てくる人物もどこか変な人ばかりで笑えるし!孤独で不器用な人たちのつながりもほっこりできました。
この映画のおかげでやっと救われた気分になれてホッ

6月に入って政治も急に動きだしました。政治家が悪いという人は多いけど、無責任な政治家が存在するのは政治に無関心な私たちがいるからなんだろうな…