今日は、日ごろの憂いを晴らすべく、思い切り泣くぞ~と覚悟を決めて大判のハンカチ持って「レ・ミゼラブル」見に行ってきました

期待にたがわず、上映30分でもう泣きすぎて左目のコンタクトが痛くて痛くてたまらなくなっちゃいました

でも中座したくないし、仕方なく暗闇の中外すという暴挙に出てしまいました

(私はこういう状況の中でよくコンタクトを失くします)
まあ、何とかゴミが取れて事なきを得ました

それからもラストまで、泣きっぱなし状態でした。。。
私泣き過ぎ?と思ったりしましたが、後ろの席の初老の男性も最後は「グオウー」みたいな感じで泣いておられて、なんかホッとしたりして。。。
はぁ~満足です

この映画セリフが全部歌なことに違和感を覚える方が多いようなんですが、これはヴィクトル・ユーゴーの原作を映画にしたんじゃなくて、世界的な大ロングランのミュージカル「レ・ミゼラブル」というをそのまま映画にしたものなので、有名な挿入歌とともに、私には極自然な感じがしました。
みんなミュージカル俳優ではないのに、なかなかの出来栄えで聞かせてくれます

特にファンテーヌ役のアン・ハサウェイの「夢破れて」はうまくてびっくり。
でも今回一番泣けてのは、薄幸なファンテーヌの娘と恋仲になるマリウスを密かに思い続けながら、結局二人を応援せざるをえないエボネーが歌う「On My Own」でした。。。これぞ無償の愛。マリウスを助けようと流れ弾にあったって死んでいく時、「私が目を閉じるまで抱いていて…」なんてこと言いながら死んでいって影のヒロインなんですよね。
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&v=X4gUFUpZI0E&NR=1日本語では島田歌穂さんが歌ってました
http://www.youtube.com/watch?v=KF2FvWlw-jUホントに泣ける歌です。
あと、ジャン・バルジャンを執拗に追いかけるジャベール役のラッセル・クロウも良かったです。共和党の若者に捕えられたジャーベールがジャン・バルジャンに命を助けられて、それから反省して良い人になりました…じゃなくて、今まで自分が正義という名のもとに人を追い詰め、裁いてきた価値観が根本から崩れだして、それが恐ろしい地獄だったと悟って恐怖のあまり川に身を投げて死んでしまう時の表情が印象的でした。
最後に流れる「民衆の歌」がまた迫力ありました。
全編通して伝わるのは、本当に人を変えるのは「慈悲」と「無償の愛」しかないってこと

私自身も今までどんな風に人とかかわってきたか考えさせられました。。。