「LIFE SPAN 老いなき世界」人生120年時代?
「LIFE SPAN 老いなき世界」っていう話題の本を買いました。帯には「誰もが人生120年時代を若く生きられる!」なんてなかなか刺激的な文章が書いてあります。しかも書いたのはハーバード大学の教授で世界的な権威の方が書かれたとか・・・これは読んでみなければ|д゚)チラッ

まず私は何も120歳まで生きたいとはまったく願ってないんです(。-_-。)なので平均寿命の88歳まで生きられれば充分なんだけど、ただ生きてるのではなく、健康で自分でご飯が食べられて、トイレに行くことができ、まわりに迷惑をかけることなく、好奇心旺盛に過ごせることができれば充分なんです。でもこれがなかなか難しいのが今の日本の実体であるわけで、つまり単なる年齢ではなくて最近話題の「健康寿命」に関心大有りなんです。
思い返せば私の大好きだった祖父も亡くなる2年ほど前から認知症になってしまい、本人も家族も辛い日々だったし、父も晩年病気に苦しみました。でも母は亡くなる一ヶ月には姉夫婦のお世話にはなりましたが、それまでは何とか自立して亡くなりました。果たして私はどんな晩年を過ごすのか?気になるところです。
今の時代、この前読んだ腸内環境の本でもびっくりしたけど顕微鏡が1671年に作られてからというもの、ミクロの世界がもの凄い勢いで解明されてきてるんですね。このデビット・A・シンクレア先生はDNA解析をずっとされてきたそうで、なんで人間は老化するのかが研究テーマだそうです。
健康寿命を延ばすための基本は、
※食べる量を減らす・・・1日のどれか一食を抜く。栄養失調にならない程度に空腹で過ごすと長寿遺伝子が働き出す。
※さらに、運動して体にストレスを与えてサバイバルネットワークを作動させる
※褐色脂肪細胞を「寒さ」で活性化するため、冬Tシャツ一枚で散歩したり、サウナで体にストレスを与えて、ホルミシス効果を発揮させるのが長寿への道
どれも大変です。。。ところがこの本の凄いところはここから
人類の歴史が始まって以来、老化は避けられないものとされてきて、老化の特徴の一つが「老化細胞の蓄積」であることは分かってきている。
老化細胞はよく「ゾンビ細胞」と表現されて、分裂をやめてサイトカインという小さなたんぱく質を放出し続けて炎症を起こして、免疫細胞のマイクロファージを引き寄せ細胞を攻撃させるので、慢性的な炎症が多発性硬化症、炎症性腸疾患あるいは乾癬、心臓病、糖尿病、認知症の引き金になることが分かっている。
なんで老化細胞はそんな悪いことを始めるのか?・・・大型人類猿の歴史では、絶えず飢餓に襲われ、自然災害が今以上に凄かった時代、他の獣に襲われるリスクも有り、50歳を超える寿命を期待するのは夢物語以外の何者でもなかった。老化はがん細胞の増殖を遅らせるメカニズムだったが、私たちが想定外に長く生きるようになったので進化がそれに追いついていない。
ところが、20世紀の終わりになって、培養した皮膚細胞にテロメラーゼを注入すると細胞が老化しないという驚くべき事実が発見された。つまり未来の選択として老化細胞を除去するという選択が出てきたのだ。ほかにも老化を遅らせる物質は有り、研究は始まったばかりらしい。
さらにこの研究を勢いづかせたのが、山中伸弥さんがノーベル賞を受賞したあらゆる血液細胞や組織を移植用に培養できる研究は、夢の若返りの治療薬へとつながるらしい。日本人としても嬉しいですね!
未来には、特別な遺伝子操作を施したワクチンを、老化が始まる前の30歳になったら受けることができると・・・・・・白髪が消え、傷の治りは早くなり、しわは目立たなくなろ、臓器官の機能が蘇り、頭の回転も速くなり、高い音が聞こえ、メニューを読むのにも眼鏡はいらない、体は再び若々しく感じられる・・・・・・これはSFみたいな遠い未来の話ではないらしい、まじか!((((;゚Д゚)))))))
なんだか話が長くなりそうなので、また改めて続きを書きますね!気になる方は本買ってご自分で確認してみてね。私の要約はかなり怪しいのでごめんなさい、今日はここまで。
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