「かわいそうなぞう」を思い出す
今日もNHKのニュースで、福島の計画的避難地域の事を取り上げてました。
なかでも獣医師が避難対象地域をまわって撮影した映像で、牛舎の中で餌をもらえず弱ってしまい立ち上がれない子牛や、もう死んでしまってる牛が次々と映されていてショックをうけました。
酪農家の方も家族を避難させ、一人残って世話してきたが、もうどうしようもないと泣いてる方がいました。家族同然に世話をしてきた牛を見放すことは地獄のようだとも…
牛にしたって今まで世話してくれた人が消えてしまい、いったい何が起こったかなんてわからんやろうな。
子供の頃、「かわいそうなぞう」という本を読んでハナコがかわいそうで、しかも第二次世界大戦中の実話と聞いて号泣した記憶があります。
たしか上野動物園の動物が空襲で逃げ出したら危ないからと殺処分されることになったけど、ぞうだけは毒入りの餌を食べず、注射で殺すこともできず仕方なく餓死させることになり、お腹を空かせたぞうは餌を貰おうと飼育員に必死で芸をして見せる…という子供心にもつらすぎる話でした
避難区域のペットは少しずつでも保護されてるようだけど、乳牛はどうするのか政府も避難地域外に移動させて飼育し続けるとか考えてるみたいだけど、時間が立ち過ぎてる。
今って戦争中じゃないのにね、切ないなあ…
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