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2012/02/15

「J・エドガー」見てきました

前から気になってた映画「J・エドガー」見てきました。

ディカプリオの映画は好きで結構見てますディカプリオが好きという訳ではないんですが、見たらいつまでも後を引く作品が多いような気がします。
最初に見た「ギルバート・グレープ」の知的障碍のある男の子の役は、実際にに障碍のある子が演じてるもんだと思い込んでしまったくらいの迫力の演技でした!私的には2004年の「アビエイター」も忘れられません!!

今回は監督が、クリント・イーストウッドということでよけいに気になってました。

感想は、かなり地味目の作品ではありました。主人公がアメリカの初代FBI長官で、8代の大統領に仕えたジョン・エドガー・フーバーの謎に包まれた半生の物語です。その間アメリカで起こった国家の威信をかけた事件をエドガー率いるFBIがどんな風に関わってきたかが、淡々と描かれています。まあ、私はアメリカ人じゃないんで、そんなに感情移入出来ないところがあり、そこはちょっと残念でしたが。

多くの功績を残した一方で、強引な手腕が物議をかもし、法に触れるようなこともやってしまうエドガー。目立ちがりの俗っぽいところもあり、内面はコンプレックスが強かったり、猜疑心の固まりだったり、当時としては絶対的なタブーだった同性のパートナーの存在とかもやはり淡々と描いています。

年を取っても権力を手放せないエドガーが、よぼよぼになって一人ベットの横で倒れて死んでしまうところなんて、うら悲しくて見てて辛くなりました
特殊メークがまた凄い!お腹の出っ張って頭の薄くなったディカプリオはまるで別人に見え、迫力あり過ぎ

でも、エドガーには支えてくれたかけがえのない仲間がいました

厳格で支配的なところもあった彼の母でしたが、ずっと息子を愛し続けました。
有能な秘書のヘレンは、強引で法に触れそうな要件でも引き受けて彼を支え続け、エドガーの死後も完璧に彼の秘密を守り通しました。
それから、仕事上の右腕でありプライベートでもいつもそばにいてくれたトルソン副長官が死んだエドガーを抱えて泣く場面見て、ちょっとホッとしてこちらまで救われた気分になったり。。。

地味だけど、じわ~とこみあげてくるなかなかの作品でした

とんでもなく演技派なのに、どういう訳かまだアカデミー賞取って無いディカプリオですが、今回は取らしてあげたいというか絶対取ってほしい気分になりました


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