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2012/02/22

あさきゆめみし

今年は、日本が世界に誇る古典文学「源氏物語」を読もう!と決めたのはいいけれど、色々資料読んでも面白くないので、思いきって大和和紀の「あさきゆめみし」読んでます

なんとマンガです!でも良く出来てる高貴な方々の暮らしぶりのイメージ作り易いです
私は良く知らなかったんですが、色んな方面から評価されてきたシリーズだったんですね宝塚でこの漫画を元に「あさきゆめみし」という舞台にもなってたことも知らなかったぁ。。。
まあ、全体の流れと登場人物のイメージを作るのには最適かと思ってます。それから口語訳に進めばいいかな。

まだ途中なんですが、私ときたら未だに光の君こと光源氏に感情移入できませんなんせあっちこっちの姫君にちょっかい出して、それが元で揉めると憂鬱になって引きこもりがちになり「すべてわたしの罪だ…」としばし落ち込む…そりゃあなたががあっちこっち手出すからでしょうが!!と突っ込みたくなるんですけど(笑)

まるでどっかの予備校の「どうして私が京大に?」というCM見てると、自分で願書出して試験受けたからでしょうが!!とツッコミたくなるのと同じ感じです

それはさておき、千年前の平安時代の恋愛は相手の顔を見て始まるんではなくて、せいぜい簾のかげに相手の姿がほのかに見える程度。
ほとんどは噂話から始まり、恋文に歌をよんで送り合って相手の知性と教養を判断していくという、何とも雅なものだったようです。そうです、美人だけがモテタわけではなかったんですね!

しかもしかるべき紙質の紙に筆で、しかるべき墨、色を用いて書かれ、きちんと畳まれ、季節に応じた花の小枝を添え、主人の地位にふさわしい衣装を着けた小姓によって相手に届けられた(「日本人の美意識」ドナルド・キーン)という具合に手の込んだものだったようです。

当時の日本の宮中では、天皇から、下級武士に至るまで、宮中全員の男がやってたんだとか♪ルイ王朝のヴェルサイユ宮殿でも、貴婦人のために詩を書いたのは、ホンの一部の伊達男だけだったらしいのに。。。

そしてこの日本人の美的趣味は、宮中から地方にまで、それから上流階級から庶民にまで広がっていっていったらしいです。その一例が「花見」。「桜前線」の移動と七分咲き、八分咲きの報告に国民が熱狂する様子は外国人にはちょっと理解できないことらしいです(笑)まあお酒飲んで騒ぎたいだけの人も確かにいますけどね(汗)

テレビを見れば、きょうはニュージーランドの地震から、ちょうど一年。なんとも悲しい記憶の日です
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コメント

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私も読みました!あさきゆめみし!
時代背景とか文化とか好きで、読んでて楽しいです☆
私も光源氏好きじゃないです。
女性関係に対してフリーダムすぎます。
子供が3人しかいないのはそれの業なんですかねえ。
ともあれ、お楽しみくださいませw

陽光さま、光源氏フリーダムすぎるに激しく同意しま~す!

なんか当時の恋愛のエッセンスを一人の人物に凝縮させたんでしょうか?あんなことしてたら、源氏のまわりは生霊だらけになると思います(笑)
でもなんだか惹かれる世界ではあるので、楽しんでますe-287