fc2ブログ
2014/08/16

長いお経の後

お盆に実家に帰り、今年もお寺さんのお経をあげていただきました。お寺さんが帰られた後、お経って短い時もあれば、長い時もあるという話になりました。

それで思い出したんですけど、うちの旦那が亡くなった時、急遽親戚に同じ宗派のお寺さんを紹介してもらいました。それで来てくださったご住職さんが、偶然叔父の高校教師だった時の同僚だった方でした。

だんながまだ若かったことと、急死だったことを不憫に思ってくださって、それはもう丁寧に長い時間をかけて枕経を上げてくださいました。なんとも有難い話なんですが、実は私は正坐が苦手で、その時もかなり我慢して座ってました。ようやくお経が終わった時電話が鳴って、慌てて立ち上がったけど、もう足の感覚が無くなってて、グキッっと右足を捻挫してしまったのでした

手伝いの親戚がみんな帰った夜になると、右足首の腫れと痛みはドンドン酷くなり、歩くのも困難なほどでした。翌日は通夜、翌々日は葬儀を控えているというこの絶対絶命のこの時に、自分は一体何してるんだろう・・・・・・お葬式に喪主が松葉杖ついてるとは、なんてブザマなんだろうって情けなくなって夜中に号泣しました。それで思わず旦那に「どうかお葬式が終わるまで、何とか歩けるようにこーちゃん助けて!」と祈ったのでした。。。

しばらくウトウトして目が覚めて、恐る恐る足をベッドから降ろしてみると、なんと痛くない!!ゆっくり歩いてみても痛くないんです。数時間前まで腫れてたはずなのに、なんか不思議な気分でした。
狐につままれた気分で用事してると、義兄から電話があり、義母が急に足が痛くて歩けなくなったので通夜、葬儀とも欠席させていただくという連絡でした。思わず何時から?と聞くと朝早い時間に突然痛みだしたとの事!

この時私は、これは私の痛みを義母が引き受けてくれたに違いないと思いました。私を心配しただんなが配慮してくれたに違いないと確信しました。義母にはホントに申し訳なかったけど(長いこと整形外科に通ってはりましたごめんなさい)、無事葬儀まで大役を務めるとこができました。

今思い出しても不思議なんですが、当時NPOの関係でお世話になってた,カソリックのシスターに話したら、「人が亡くなると暫く縁のある人の傍に留まってるので、色んな不思議なことが起こるのよ、探し物してると場所を夢で教えてくれたりはよくあることです」とおっしゃってました。宗教に関係なくおこるみたいです。

こんなこと思い出すのもお盆ならではですね。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント