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〜今日も必ず「その日の天使」がやってくる・・・〜
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昭和の犬

姫野カオルコさんが直木賞受賞されたのが今年一月なのに、やっと今日「昭和の犬」読み終えました!どんだけかかってるね(笑)

ふつうに本買ってすぐ読むつもりでしたが、今まで姫野さんの本はエッセーくらいしか読んだことなかったので、今までの作品読んでからにしよう!などと思い図書館に行ったら、さすがにコアなファンの多いかたで、初期のものからかなりの本がそろってました。

古いのから読みだしたら、まんまとハマってしまい気が付くと35冊以上読んでましたいや~勝手にですけど今までの作品を通して伝わってきた思いが、この「昭和の犬」のなかに見事に凝縮されてる気がしました

ここからネタバレです!
5歳のイクが両親と暮らすため(それまでは、他のうちに預けられてた)新しい家に引っ越すところから始まり、その後45年あまりの世の中の変化を、彼女のそばにいるその時々の犬や猫とのふれあいを通して淡々と描かれています。

このイクちゃん、なんといってもその両親がマトモではないのです今で言う毒親ってやつですね。。。

父は戦後10年もシベリア抑留されてたという過酷な経験をされてたこともあり、精神障害を持ってるのでは?という感じのいつ切れるかわからない気難しい人。夫婦仲も最悪で、お互い口をきくこともないくらい憎しみ合う両親の元に生まれてしまいました。
せめて、母親がイクを守ってくれるといいのに、この母がまた困った人で、父親に顔が似てるイクを毛嫌いしていて、「増長した人間にならないように教育してあげた」…とういう具合で一切イクの事を誉めず、いつもダメ出しする冷たい母でした。

もちろん小説ですから、創作の部分も入っていると思いますが、初期の作品から一貫して、感じられる両親の特性です。そんな家庭に育った子供がマトモに育つのは至難の業!彼女も対外的には問題ないのですが、内面では深い傷を負っています。

日常的に起こる親による理不尽な仕打ちになすすべもないイク、そしてその隣には、いつも犬が寄り添っています。泣いてるイクの涙をそっと舐めてくれたのも愛犬のペーでした。大人になって親の介護の心労で体調を壊したイクを救ってくれたのも、散歩の途中でであうペーにそっくりの犬だったりします。

しかもイクが犬好きになったのは、人には厳しいが動物には心を許していた父の影響をうけていたりと、なかなか深い物語です。過酷な家庭環境だけど、全体的には暗さはなくて、どことなくユーモアさえ感じられるくらいです。もう親への恨みつらみはなくて、逆にそんな親の立場も思いやるような優しい物語になっています。

あ~私も犬飼いたいな。私の好きなもう一人の作家の絲山秋子さんも犬2匹飼ってはって、犬のいる暮らし憧れててるんですけどネ。でも今まで犬に触ったことすらない者にはハードル高過ぎ!ペットショップで、フレンチブルドックとかパグ見つけた時は衝動的に買わないよう何とか自粛しております(笑)

なんということでしょう!今年もあと一日を残すだけになってしまいました
色々心配してくださった方、迷惑かけてしまった方、そして何よりしょうもないブログを覗いてくださったみなさま本当にありがとうございましたm(_ _)m
どうかよいお年をお迎えくださいませ

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