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2016/05/14

「おみおくりの作法」

DVD借りてきました、「おみおくりの作法」STILL LIFE という2013年のイギリスの映画です。http://bitters.co.jp/omiokuri/

ここからネタバレ有りです ジョン・メイ44歳は、ロンドンのケシントン地区の公務員です。仕事は地区で孤独死した方の葬儀をすることです。

彼は身寄りのない人死者を事務的に処理することをせず、常に敬意を持って接しています。身寄りを探し、じっくり考えたお悔やみの言葉を書き、その人に合った音楽を選びお葬式を執り行います。

ジョン・メイはずんぐりむっくりした人物で、常に無言で歩きまわるので、とっても静かな映画で、途中眠くなって困りました(。´・(ェ)・)
そんなジョンの仕事ぶりですが、身寄りの無い死者に、あまりに時間と手間をかけすぎていると上司に批判され、とうとう首になることに。

最後の仕事は、偶然にもジョンの向かいのアパートに住む男の葬儀でした。ジョンはいつも以上に、親族探しに奔走します。その成果があって、少しずつ生前の知り合いや家族をみつけていきます。そして自分自身も孤独なジョンにも、とうとう幸せがきそうな気配が漂ってきた頃、突然ジョンがアクシデントに見舞われてしまい、見てる私は唖然としちゃいました。。。

あんなに、一生懸命身寄りの無い人々に寄り添ったのに、寂しすぎる最後を迎えたジョン。それじゃかわいそう過ぎるとやろ思ったら、どこからともなく参列者が……本当は別の意味とても賑やかな最後をむかえたんだとわかります。タイトルの STILL LIFE の意味は、「静かな人生」という意味の他に「今も続く人生」という意味があるらしく、なるほど!と思わせるちょっと不思議な映画でしたが、こういう死のとらえ方は日本人には受け入れやすいかもしれません

きょうで、九州の地震から一か月らしい、まだまだ余震も続いています。先月の三重沖の地震が南海トラフの前震なるかもと新聞に載ってました。気を抜いてるとまた揺れそうで、安心できませんね。
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コメント

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こんばんは

出かける前に拝読しながら、又 出先でも何度もコメント書き始めておきながら、送信に至らず 今に至るσ(-_-;)

お見送りの作法とは、見送る人の心の在り方(生き様と言うのでしょうか)そのものですね~(*^^*)
最後のホンワカとした気持ち、たまりませんね。

こう在りたいと「思う」のは簡単ですが、なかなか実践できないのが常。
それは、創ろうとしても創れるものではなく 内から溢れるものを積み重ねる事だと思うから。ひたすらに日々精進(-人-)

ネタばれ歓迎♪今日も良いお話を有難うございましたm(__)m

凪さま、何度もコメント考えてもらってありがとうございます!

この世では、成功してる人やお金持ってる人にスポットライトがあたりがちですが、ホントに凄い人って、自己主張もせずひっそりと人の中に埋もれているんじゃないでしょうか?
ジョン・メイ見てるとそんな気がしてきます。