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2016/10/20

受容の5段階

 「受容の5段階」エリザベス・キューブラー=ロス

第一段階「否認」   「これは何かの間違いに違いない」
           「自分に限ってこんなことが起こるはずがない」
            否定することで、自分を守ろうとします。
            予期せぬショックな事態に、衝撃をまともに
            受けないために否認という心理状態になります。


第二段階「怒り」   「なぜ私がこんな目に合うのだ!」
           「一体、自分が何をしたというんだ!」
           「死」という現実を認めざるを得なくなると
            怒りが沸き起こり、周囲への八つ当たりなどが出ることもあります


第三段階「取引」   「なんとか良い人間になるから助けて下さい」
           「何でもするから、死は避けたい」
            十分な怒りを体験すると、何か(例えば神)と
            取引しようとします。先延ばししようとします。


第四段階「抑鬱」    神との取引が成立せず、自分は死ぬしかないのだと、
            抑うつという状態になります。
           「愛する人たちと別れなければならない」死の準備的抑うつと
            病気への反応的な抑うつがあります。


第五段階「受容」    ここまでくると、死を受け入れた平安な気持ちになります。

 

これは精神科医のキューブラー=ロス博士が発表した「死ぬ瞬間」という本の中で発表した有名な死の受容のプロセスですが、それだけではなく、他の喪失体験や、変化への対応にもあてはまると言われています。
みんながこのとうりではなくて、行きつ戻りつする人も、いくつかの段階をすっ飛ばして体験する方もいるそうです。

母の葬儀の時お世話になった葬儀会社の方が、「葬儀の時は親族で大喧嘩されることが多い」と言われてたので、思い出しました。病気で亡くなる方だけではなく、それを見送る家族、親族達もまた混乱の中にいて、現実を受け入れられず沸き起こる「怒り」を、ぶつけてしまってるのかもしれない。

うちのダンナが亡くなった時も、駆け付けてくれたものの、会社の方に当たり散らして困った親戚がいました((((;゚Д゚)))))
どうも、急死したのは会社が激務をさせたからだと思い込んだようですが、 手伝ってくださってたのは、みなさん仲良かった同僚ばかりで、申し訳なくて参りました。。。

私自身は、それまでは打たれ強い性格だったのに、ちょっと失敗しただけで「お前が死んだらよかったのに!」という声が自分のなかから聞こえてきて長いこと苦しみました(°_°)今考えると、多分4段階の抗鬱状態が続いてたんだろうと思います。

母も急に食べられなくなってきた事に対しては、「何故私がこんな目に・・・」とは思ったようですが、仕事柄亡くなる人と接することが多かったせいか、かなり淡々と受容していたように思います。やっぱりたいしたもんやわ、おかーちゃん(^∇^)
   
              
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