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2020/03/29

赤いストーブ

コロナウィルスの感染が沈静化するどころか、トータルの死者数が2万人を超えたとのこと!日本もアカンけど、ヨーロッパはもうどうなるんでしょうか? 人口からすると物凄い死者数やと思います。
もうペストやん( ‘o’)こういう状態がいつまで続くのかと思うと、ぞっとします。大変な時代になってしまいました。

さて外出自粛の今日は、テレビのお話です。昨日朝ドラの「スカーレット」が終ってしまいました主人公が実在の陶芸家をモデルにしていて、仕事が芸術家やし、今までの朝ドラとしては異例な展開やったと思います。
テンポはよかったけど、ほのぼのとした展開ではなかったので朝から重すぎると反発する方も多かったようですが、私はハマってましたけど。

まず父親役の常治役の北村一樹さんが上手すぎて、毎回緊張感が凄くてネットのスカーレットファンは「常治、早う琵琶湖に沈めてくれ!」という叫びが検索のトレンドになったりしました(笑)

それから同じ陶芸家の夫との恋愛も葛藤もかなり丁寧に描かれてました。天才型の喜美子が穴窯の失敗が続いても作品作りをやめない時の目はもう狂気を感じるくらいで、戸田恵梨香凄かった(°_°) 秀才型の夫にはついていけない世界だけど、喜美子にはもう完成した作品がしっかりイメージできてるという、これまさに天才あるあるですわ!周りは大変やけど。

神山清子さんの作品がずっと喜美子の物として使われてたので神山さんへのリスペクトがしっかりされてました。
最回のシーンで喜美子が穴窯に薪をくべる先に、車輪のような模様の壺が見えてたけど、これは神山さんがずっとモチーフにされているものだそうで、川原家が大阪から引いてきた荷車の車輪のシーンにそのまま移ったのですが(これはどなたかが言ってて後から知りました)、最終シーンでも喜美子は穴窯で車輪の模様の壺に火をくべてる!!親子が琵琶湖を見て「海や~!」と叫ぶところもオープニングにつながるし、ほんまに丁寧にかかれた脚本ですバックに流れる音楽もまた素晴らしかったし

ドラマの最後はヤキモキしたけど、病気の息子さんは回復せず亡くなるというハッピーじゃない異例な終わり方でした。これも脚本家の方の、神山清子さんへのリスペクトがあってこそだそうで、淡々と描かれました。今日一日は特別な一日というメッセージは伝わってきたし。

個人的には、信楽という古くからの土地への敬意も感じました。信楽と縁の深い岡本太郎さん風の人がでてきたり(笑) 出演者が信楽で陶芸の勉強してから役作りされてたりというのも県民としては嬉しかったです。ドラマが始まってから訪ねる方が増えたようですが、今はさすがにコロナウィルスの影響で観光客は少ないようです。ドラマは終わったけど陶芸の街がまた賑わうといいな。

ドラマの途中から、川原家の居間には赤いストーブがずっと置いてあったんですが、あれうちの実家に昔あったストーブと色も形も一緒だったんですよ!息子の武志と多分私は同い年やと思います。同じころ京都の美大目指してたのかなと思うとなんか懐かしくて余計思い入れ深い作品でした。

「おしん」は一年もので、役者さんがドンドン変わってしまってアレ?って思うことがあったけど、スカーレットは子供以外はほとんど役者さんは変わらないままでした。朝ドラでは主役が年取らない不自然さが目立つけど、今回は戸田恵梨香は自然な感じやったし、他の役者さんもそれぞれ上手く年を経た感じを出されてました。

「カーネーション」「あまちゃん」に続くマイベスト朝ドラ作品でした!!

さて、数日前からパソコンの調子がおかしくて、画面の色が赤かったり青かったりでめがチカチカする:(´◦ω◦`): そろそろ買い替えないといけないようです…トホホ。

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