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2010/08/18

船幸祭の花火

暑い時は暑さを楽しまないとという訳で、今日は久しぶりに地元の瀬田川の花火見に行ってきました。

これは建部大社という神社 、(大和武尊を祀っていて、源頼朝が伊豆へ流される時、再起を祈願して願いがかなったという出世開運で有名な神社)の船幸祭というお祭りの花火です。

観光客でごった返す「琵琶湖花火大会」とかとは全然違って、建部大社から練り歩いた大小の神輿を乗せた船が瀬田川を行き交う上空に花火が上がるという、のんびりしたローカルな雰囲気です。

なんでも大和武尊の海路東征の故事に基づくらしくて船がやってくると、
地元の子が「お帰りー!」と声をかけると、船から「ただ今ー!」と返事を返してました

みんな川岸にビニールシートを広げて座るんですが、ゴロンと寝ころんで見上げるとめちゃ気持ちいい
ただ難点は、花火が次々上がらなくて待ち時間も長いので、ちびっこ達は「もう終わり?」と聞き出すし、気の短い人は帰りそうになったりするくらいです

それでもやっぱりクライマックスは豪華な仕掛け花火の連続で、大興奮
花火はビジュアルの美しさはもちろんですが、体にまで響いてくる音の嵐が爽快なんですよね
帰り道はちょっと込み合いましたが、やっぱり行ってよかった


ちなみに、瀬田川に架かる橋は「瀬田の唐橋」といいます。

『武士のやばせの舟は速くとも急がば回れ瀬田の唐橋』」と室町時代に歌に読まれました。
作者の宗長は、室町後期の連歌師で、この歌の意味は、東海道を通って京に行く場合の2つの経路について、琵琶湖を渡る船便と遠回りの陸路とを比較しているそうです。

当時は一般的に早便としては、船便を使っていたようで、陸路を歩いていくより距離が近くなったらしい。しかし、湖上経路は比良の山から吹きおろす突風で船が難破する危険があったので、瀬田の唐橋を渡った方が、安全確実だと歌われたんだとか。それでこの歌がことわざの「急がば回れ」の語源となったそうですよ!


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