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2010/09/23

「チェンジリング」思い出した

今日のニュースで、1年3カ月ぶりに職場に復帰した厚生労働省の村木元局長の会見をやってました。

ずさんな捜査だったため無罪になっただけでも驚いたけど、特捜部長がフロッピーディスクのデータを改ざんしてたことが分かって昨日逮捕されたんですよね。
そこまでやるのかと思うとゾッとします

これって数年前に公開されたアンジェリーナ・ジョリー主演の映画「チェンジリング」みたいって感じました。
見た方もいらっしゃると思いますが、映画のストーリーは、1928年のアメリカの実話をもとにしてます。
シングルマザーとして必死で育てている一人息子がある日忽然と消えてしまい、アンジー演じる母親が必死で捜していると、ある日息子が見つかったと警察から連絡が入ります。
ところが見つかったという息子はまったくの別人!
実は見つかった息子というのは腐敗が進みスキャンダル続きのロス市警が人気取りのためでっち上げた別の子だったんです。

マスコミに「私の子じゃない!」と訴え続けるアンジーを邪魔だと感じた警官はなんと「母親は自分の子供もわからない精神病に罹っている」と無理やり精神病院に入院させてしまいます。
このあたりの場面は、アンジーのすざまじい演技とあいまって恐いといったらありませんでした。今でも忘れられない名作です。(監督はクリント・イーストウッド)

でも昔のアメリカの物語だし、女性が自分の意見を主張することがタブーだった時代のこと…なんて思ってたら、現代の日本なのにキャリアを持った女性へのでっち上げがまかり通ることに愕然!!
日本の警察の倫理観は外国よりずっとまともって思ってたのになぁ

とはいえ復帰した村木さんは、穏やか印象でした!ご家族をはじめまわりの方がしっかりサポートされてたからでしょうか?
少なくとも映画の中のアンジーなら生霊となって毎日特捜の関係者のもとに現れそうな勢いでしたが



私がこのニュースがこんなに気になるのも、何かの記憶の再生なのかな?
「私にこれを見せてくれてありがとう!」って言ってしっかり手放さないと


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コメント

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 この映画を観たときは母親の強さを感じると同時にアメリカの警察機構の腐敗振りを感じましたが、今思うとこの映画が日本の警察機構にも当てはまるとは。
 不条理なことが多すぎて困った世の中です。

ディープインパクトさん、「チェンジリング」はいい映画でしたよね!

あの映画では母性愛が全面にでてましたが、もし社会的地位もなくて、家族もいない人が
見込み捜査で、疑われてしまったら…

警察を的に回して自分を守るのってどんなに難しいかを感じます。