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2010/10/16

ある意味 奇跡!

今月だけリサーチ会社の訪問調査のアルバイトをたのまれました。

自分の仕事が、けっこうヒマだったので楽勝のはずが、結構苦戦とにかく調査内容が複雑で説明に時間がかかるし、もらったリストの住所が解りずらいし。
そのうえ本来の仕事も急に忙しくなって休みも無いくらいないんです。

ようやく配り終えてましたが、一件気がかりな案件が。

リストを見て探し出した郊外の一軒家は…なんとゴミ屋敷? 家のまわりに壊れた電化製品とか陶器やらどう見てもゴミのような物がいっぱい散らかってる!!おまけに玄関のドアが壊れてるしインターホンも無い

帰りたいけど、一応話だけ聞かないとと思って「すいませーん!」と叫んでると、
これまた絵に描いたような元ヤンキーやってましたっていう感じの怖そうなお兄さんが出てきました。

必死で説明してると、「それなら親父の車やなあ、でもゆうとくけど耳が悪いし、ボケとおるから車の調査なんて無理や

それでもめげずに呼んでもらうと、意外にも人のよさそうなお爺さんでした。
一勝懸命説明するものの、ニコニコ聞いてくださるけど耳が遠いし、果たして理解してもらってるのかどうか…

横からは、お兄さんが「説明したって無理やでぇ」と言ってるし、当然回収不可能リストNO.1に。

ここは場所も遠いし、気にしながらほっとくよりは先に行っとこうと思って一番に回収に行ってみると、例のごとく元ヤンのお兄さんが出てきて、「あんたか!親父なあ、アンケート書いとらへんで!」とのこと。

一応お父さん呼んでもらうとモゴモゴ言いながら車で何か探している様子。でも渡しておいたアンケート用紙は白紙のまま

暫くすると、お爺さんが「これやこれ!」て伊勢丹のベージュの紙袋を持ってきて見せてくれました。
なんと細かい字で車で外出した先を全部ひらがな(笑)でメモしてくれてました

チェックしてみると時間帯も間違ってない!用紙に書くのは難しいので別に書いておいてくれたんです

思わず「○○さん、ちゃんと書いてくれはったんですね!嬉しいなあ…」って言ったら、「ワシはあんたと約束したんや」ですって

思わずウルッとしてしまいました

テレビでは、チリの鉱山で救出された33人の奇跡のニュースで持ちきりですね。

規模違いすぎですが、私にとってはこれでも一種の奇跡

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コメント

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素敵な話ですね。
耳が遠くても、心は近かったんですね。

おのさんありがとう!

今も手元にお爺さんがメモ代わりに書いてくれた紙袋があるんですが、字がだいぶ震えてて書くの大変だったろうなって思います!

普通の人でも面倒くさくて嫌がられるアンケートなのに、助手席に紙袋置いて一生懸命メモってくださったようです。